クラビットの働き

woman holding capsule and put ahead of face

異性との交遊関係が増える20~30代を中心に、40~50代、また最近では10代の間でも増えているというクラミジアの感染。
症状について述べた記事にも書いているように、最近は激しい痛みを伴わないタイプのものも増えており、特に女性の場合は軽い違和感程度でほとんど感知しないまま症状だけが進んでいくというケースがあるようです。クラミジアは尿道で繁殖して炎症を起こし、痛みや違和感をもたらしますが、放っておくとやがて逆流して男性の精巣、女性の卵巣に至って蝕み、最終的には不妊へと追い込んでしまうことがあります。そうなってしまう前に、クラミジア菌に対して有効なレボフロキサシンという成分を含むクラビットを使って、治療する必要があるのです。

ところで、クラビットに含まれるレボフロキサシンという成分は、具体的にはどのように働くのでしょうか?
クラビットは、「ニューキノロン系」という系統に属する抗生物質です。抗生物質にはさまざまなものがありますが、ニューキノロン系の抗生物質は主に細胞の繁殖をDNAレベルで防ぐという働きをします。クラビットに含まれるレボフロキサシンも、菌のDNA複製を阻害し、これ以上症状が進まないようにします。細菌は、ちょうど人の細胞が新陳代謝で古いものが滅んで新しいものが生まれるように、繁殖することでその生命を維持して増えていくものなので、DNA複製を防いで繁殖を抑えれば、古いモノだけになって最終的にはすべて滅んでいきます。
このようにして、クラビットはクラミジアを治療していくのです。菌がいなくなれば、炎症を起こしていた箇所も元通りになり、痛みもなくなって健康な状態に戻ることができます。

ちなみに、最近は「マクロライド系」という系統に属するアジスロマイシンという成分を使ったジスロマックという抗生物質がクラミジア治療に使われるケースが多く、ジスロマックもクラミジア治療に非常に効果的ではありますが、最近はこの系統の抗生物質に対する耐性を持っているクラミジア菌もいます。
そのような細菌に感染した場合、ジスロマックでは完治させることができません。
しかし系統を変えれば耐性菌も退治することができます。ジスロマックでは治せなかったという人も、クラビットで治療することができるのです。